2021年5月29日

手紙にオススメの筆記具 5選

みなさんはどんな筆記具で手紙を書いていますか? 今回は、手紙に文字を書くための筆記具について考えます。

手紙を書くのに向かない筆記具は?

手紙は、好きな筆記具で自由に書くのが一番です。手紙を書くのに「絶対に向かない」という筆記具は、ありません。しかし、あえて挙げるとすれば、「鉛筆」「シャープペンシル」「こすって消せるボールペン」などは、少しだけ手紙に不向きかもしれません。なぜなら、書いた文字が割と簡単に消えてしまうからです。

人にもらった手紙をすぐに捨ててしまう人は少ないと思います。むしろ、心のこもった手紙がもらえたら、ずっと手元にとっておきたくなります。そんな手紙を久しぶりに取り出して読み返したとき、書かれた文字が薄れて消えかかっていると、少し寂しい気持ちになってしまいます。

もちろん、書き間違いを修正しながら手紙を書きたいという人もいますし、鉛筆で書いた文字の素朴な風合いが好きな人もいます。したがって、これらの筆記具は絶対に使ってはいけないということではありません。あくまで「特に理由がなければ選ばないほうが無難かもしれない」というくらいに考えてください。

ただし、封筒に書く宛名だけは、消えない筆記具で書くことを強く推奨します。宛名が消えてしまうとせっかくの手紙が正しく郵送されない恐れがありますので、宛名は文字がしっかりと残る筆記具で書くのがよいでしょう。

手紙にオススメの筆記具 5選

さてここからは、手紙を書くのに特に向いている筆記具を紹介していきます。

1. ボールペン

ボールペンは、手紙を書くときにもよく使われている筆記具です。誰でも手軽に扱うことができますし、これといったお手入れも不要です。安価に購入できるものがたくさんある一方で、高級ボールペンを使って贅沢な気分に浸ることもできます。

日頃から使う機会の多いボールペンですが、手紙を書くときにも間違いのない選択肢です。

2.細字のサインペン

「サインペンのペン先は太くて手紙を書くのに向かない」と考えがちですが、実は、ボールペンと同じくらい細い線で書けるサインペンが、このところ人気を集めています。細字のサインペンで書いた文字は、ボールペンの文字よりも柔らかい印象になります。

ボールペン以上にインク色の種類が豊富なので、手紙をカラフルに書きたい人にもオススメの選択肢です。

3.万年筆

文字に「とめ」や「はらい」といった抑揚が表現できる万年筆は、文字の美しさが際立つ筆記具です。手紙をもらった人は、書かれてある文字が美しいと、それだけでうれしい気持ちになります。

使い込むことであなただけの一品になるのも、万年筆ならではの楽しさです。軽い力でさらさらと書けるため、書いていて手が疲れにくいのもメリットです。

ほかの筆記具と比べると、衝撃に弱かったり、やや高価だったり、若干のメンテナンスが必要だったりと、確かに少し上級者向けな筆記具ではあります。しかし、手紙を書くのがいっそう楽しく感じられますし、今は1,000円以下で買える万年筆もありますので、ぜひ一度は試してほしい選択肢です。

4.ガラスペン

ガラスペンという筆記具を知っていますか?

明治時代に風鈴職人の佐々木定次郎氏が開発した、その名のとおりガラスでできたペンで、ペン先からインクを吸い上げて文字を書く筆記具です。万年筆とはまた違う書き心地があり、ガラス製の美しいペンを使っていること自体に満足感が得られます。ガラスペンで引いた線には独特の濃淡が出せるので、工夫次第でかわいらしい手紙を作ることができます。

気になった方は、ぜひ入手して使ってみてください。

5.筆ペンや毛筆

字に自信のある人であれば、筆ペンが選択肢になるかもしれません。相手に与えるインパクトは抜群で、重厚であらたまった雰囲気の手紙になります。

筆ペンよりもさらに本格的に書をしたためたい人のなかには、もしかすると毛筆と墨汁で手紙を書くツワモノもいるかもしれません。毛筆で書かれた達筆な手紙がもらえた人は、それだけで感動するに違いありません。

まとめ

以上のことを踏まえて、手紙を書くのにオススメの筆記具について整理するとこのようになります。

手紙を書く筆記具に迷ったとき、よければ参考にしてみてください。