2022年8月13日
夢文通なら話題に困らないかも
文通の楽しみ方には、限りがありません。今回は、手紙の話題が思いつかないときにもおすすめな「夢文通」について考えてみました。
夢文通とは?
今回は、寝ているあいだに見た夢のことを文通のお手紙に書いて送る「夢文通」について考えてみます。
多くの人が夜に寝ながら見ている夢。 その夢の内容を手紙に書いてみるというのは、どんな感じがするのでしょうか?
夢文通の楽しさ
まずは、夢文通の楽しさについて考えます。
1.不思議で自由
文通のお手紙には、あなたの日常の出来事について書くことが多いですよね。 そんななか、夢の内容を文章にしたためていると、いつもとは違う自分と向き合っているような、なんだかミステリアスな気分になります。
夢の世界の出来事は現実の制約を受けませんので、たとえばあなたが空を飛んでいたり、知らない場所にいたり、昔の友達に会っていたりと、いろいろなことが自由に起こっています。 奇想天外な夢の出来事をもとに、その感想やインスピレーションを書いてみると、斬新な雰囲気の手紙になります。
2.話題がほぼ尽きない
気心の知れたお相手との文通では、「すでにお互いのことはある程度知っているし、最近はこれといったエピソードもなかったし、さて今回のお手紙にはなにを書こうかな」と悩むこともあると思います。 こうして悩むことも文通の楽しさのひとつではあるのですが、そんなときは夢のことを書けば、話題には困りません。 夢に制約がないということは、手紙に書くエピソードが尽きないということでもあるのです。
コツとしては、ただ夢の内容を淡々と書くのではなく、その夢についてあなたが感じたことなどをあなたの日常に絡めて書くようにすると、話に広がりを持たせやすくなります。 ぜひお試しください。
3.想像力が豊かになる?
お手紙を送るお相手の気持ちや、お手紙をくれたお相手の状況に思いをはせることは、文通の醍醐味のひとつです。 ここにあなたやお相手の夢の話が絡んでくると、お互いの想像の世界がグンと広がります。 なぜなら、想像力を働かせることで、夢の出来事を通してその人の価値観や世界観がぼんやりと浮かび上がってくるからです。 つまり、夢文通はお相手のことをより深く知るきっかけにもなります。
夢文通はある意味では、短い小説を書いたり読んだりすることにも似ています。 身近な夢を題材にして、想像の世界をいつもの文通以上に楽しんでみるのは新鮮ですよ。
夢文通の注意点
夢文通を楽しむために注意したいことについても考えてみます。
1.言葉のキャッチボールを大切に
以前の 日記文通 のときと似ているのですが、自分の夢の話に終始するあまり、独りよがりな手紙になってしまうのは避けたいところです。
お相手が楽しく読んでくれてこそ成立するのが文通ですので、夢の話はあくまで題材に過ぎないということを忘れずに、お相手とのコミュニケーションを大切にしたいですね。 いつもの文通と同じく、お相手への反応・共感・気配りなどを大事にしていきましょう。
2.夢を覚えていられないことも
これはそもそもの話なのですが、目が覚めたときに夢の内容を覚えていないということがあります。 そうなると、もちろん夢の内容をお手紙に書くことはできません。
朝起きてすぐに夢を書き留めておくというのも一案かもしれませんが、文通があなたの負担になってしまっては本末転倒です。 あくまでも気楽に、「もし夢を見た日があったら今度お手紙に書いてみようかな」というくらいに考えるのがよさそうです。