2023年10月8日

早起き文通のススメ

文通習慣と早起き習慣を組み合わせる気持ちよさは計り知れません。一度取り組んでみてはどうでしょうか?

早起きは、すばらしいけれど難しい

多くの方がご存じのとおり、早起きにはうれしい効果がたくさんあります。 体内時計のリズムが整うので寝つきがよくなりますし、一日をストレス少なくいきいきと元気に過ごせるようになります。 仕事や家事や勉強もはかどります。

体の健康にも心の健康にもうれしい早起きですが、実際にやるとなるとなかなか難しいものですよね。 早起きのためには夜に早く寝る必要がありますし、そもそも朝は眠いものです。 そこで、早起きの習慣を身に着けるために、文通を活用してみてはどうでしょうか?

楽しい文通の力を借りる

方法はシンプルで、毎朝なにかひとつ、文通に関することをやるだけです。 文通に関することというのはたとえば、次に書く手紙のレターセットを選んだり、手紙に書くネタを箇条書きにしたり、手紙の下書きだけをしてみたり、手紙をいざ清書したり、などです。 負担なく楽しめる簡単な作業を、一日にひとつだけ選びましょう。

続けるコツは、朝にやるひとつの事柄を前日の夜に決めてしまっておいて、机のうえに道具などをセッティングしてから寝ることです。 そうすることで、朝起きたら自然と文通の事柄に取り掛かれるようになるわけです。

別の記事でも少し触れましたが、朝に文通関連の事柄を行うと早起きの習慣になるだけでなく、穏やかで優しい一日になる感じがしますよ。

ほどよいパワーは文通ならでは

文通好きの私たちだからこそ使えるこの方法。 とはいえ、朝になにかすると決めさえすれば、それが文通に関することでなくてもいいように一見思えます。 しかし、そもそも文通には、物事の習慣化に活用しやすい特徴があるのです。

まず文通に関する事柄は、ひとりでできることばかりです。 手紙を書くのも、その準備を行うのも、基本的にはひとりでできます。 そのため、誰かと予定を合わせることなく気軽に着手することができます。

それでいて、文通には手紙のお相手がいます。 自分ひとりきりではありません。 もしこれが最後まですべて自分ひとりで完結する趣味だったとしたら、毎朝続けるためには強い意志が必要になるかもしれません。 しかし文通には手紙のお相手がいてくれるおかげで、「お相手を待たせすぎないために〇〇日までには手紙を書きあげよう」というように自然と継続することができます。

ひとりで取り組めるのに、ひとりきりではない。 文通はただ楽しいだけでなく、習慣化にも持ってこいのすごい趣味なのです。 これからも様々な形で手紙と文通を楽しんでいきたいものですね。