2021年9月18日

「文通好きあるある」が言いたい

今回は、文通が好きな人にありがちなこと(文通好きあるある)を、独断と偏見で挙げてみました。手紙や文通って本当にいいものですね。

1.100均に行きがち

手紙や文通が好きな人にとって、100円均一ショップ(100均)は宝の山です。 セリアにもダイソーにもキャンドゥーにも、見かけたらついつい吸い寄せられるように立ち寄ってしまいます。 なぜなら、100均にはたくさんのレターセット、シール、スタンプ、マスキングテープなどが陳列されていて、しかもどれも安価に買うことができるからです。 なかには、シーリングスタンプが売られている100均まであります。

文通相手に送る次の手紙を想像しながら、どれをどう組み合わせるか考えているだけで楽しくなります。 なお、これはかならずしも100均に限ったことではありません。 文房具売り場や手芸店に吸い寄せられがちなのも、文通好きあるあるです。

2.文房具コレクションが自然と出来上がっている

文通が好きな人の家には、いつのまにか文房具コレクションが出来上がっていることがあります。 もとから筆記具やレターセットが好きで文通を始めた人もいれば、文通を始めてから少しずつコレクションの数が増えていった人もいます。

コレクションが増えるのは、文通相手に伝えたいことや相手の好みを考えつつ手紙を楽しく書いているときに自然と、書き上げたい手紙の雰囲気に合うレターセットや筆記具を使いたくなるからです。 手持ちのコレクションが増えていくと、今度はそれらのコレクションをどう組み合わせて手紙を作り上げるのか考えるのも楽しくなってくるので、どんどん文通が楽しくなります。 つまり、手紙や文通を楽しむことと、文房具を愛することとのあいだには、強い相乗効果があると言えます。

3.季節の移ろいに敏感

文通では基本的に、相手と顔を合わせたり声を聞いたりすることがありません。 そのためお互いに、文通相手の置かれた状況を想像して、相手を思いやることが前提になります(これが文通特有の温かさにもつながります)。

手紙を介してお互いの状況を伝え合うとき、季節の変化を話題に挙げることは多いと思います。 近くに住む文通相手であれば共通の話題になりますし、遠くの文通相手であれば、距離が離れていても手紙でつながっているということの不思議な嬉しさが再確認できるきっかけにもなるからです。 また、もしあなたが昔ながらの時候の挨拶をしっかり書く人なのであれば、手紙を書くという行為があったからこそ季節の変化が感じられたという経験も、一度や二度はあると思います。

こうして文通を楽しく続けていると、日常にも嬉しい変化が出てきます。 たとえば、道に咲く花の種類が少しずつ変わることや、外の空気の感じや土の匂いが季節ごとに違っていることや、気候の変化につれて街の雰囲気や人々の服装が変わったことなどに、なんとなく気づくようになってきます。 そして、そういう気づきをまた手紙に書いて送ることで、さらに手紙と文通が楽しく充実していくというわけです。

4.意外なときに文通相手を思い出す

いつものように食べ物を買いに出かけて、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに入って食材を選んでいて、ふと新製品のお菓子が目に入ったとき、それが文通相手がオススメしてくれていたものだったりします。 文通が習慣になっていると、このような偶然の出会いがたびたび起こって嬉しくなります

偶然の出会いのエピソードは、文通相手への次の手紙にぜひ書きたくなりますよね。

5.気持ちが穏やかになった

文通をしていなかった時期に比べて、文通を楽しんでいるとなんとなく自分の気持ちが穏やかになった感じがします。 これはおそらく、漠然とした寂しさや孤独感が、手紙によって癒やされているからだという気がします。 あるいは、手紙を日常的に書き上げることで、自分の手でなにかを創り出しているという感覚が生まれるのも、気持ちが満たされて穏やかになる一因なのかもしれません。

理由ははっきりとはわかりませんが、とにかく自分が穏やかな性格になったように感じるのは確かです。