2021年7月17日

写真文通で手紙をリッチに

文通の楽しみ方には、限りがありません。今回は、手紙に写真を添えて送る「写真文通」について考えてみました。

写真文通とは?

文通の楽しみ方には、限りがありません。今回は、手紙に写真を添えて送る「写真文通」について考えてみました。

写真文通の楽しさ

まずは、写真文通の楽しさについて考えます。

1.写真の表現力が助けてくれる

自分のペースで楽しめる文通ですが、ときには「相手に手紙を送りたいけれど書きたいことがうまく表現できない」「なにを書こうか迷ってしまう」と思うこともありますよね。 そんなときは、あなたが日常生活のなかでふと気になったものを1枚の写真にして、手紙に添えてみるのはいかがでしょうか?

写真などの画像は、文字の7倍の情報量を伝えることができると言われています。 あなたの文章と組み合わせることで、あなたの思いを相手に深く伝えることができるかもしれません。

また、相手に送る写真を1枚とってみると、その写真について説明する文章をきっかけに、意外なほどスラスラと文章が書けてしまうこともあります。 ぜひ一度お試しください。

2.リッチな雰囲気が出せる

文通相手に書いた手紙を、もう少しだけリッチな感じにしたいと思うことはありませんか? 「リッチな雰囲気にしたいからといって、手紙に過剰な装飾は避けたい」そんなときは、写真を1枚添えるだけで、雰囲気のある手紙をカンタンに作ることができます。

添える写真の雰囲気によって、相手に伝わる印象が大きく変わります。 この試行錯誤も、ぜひ楽しんでみてくださいね。

3.いつもの日常を新しい目で見ることができる

写真を撮るということは、あなたの日常のひとコマを切り取るということでもあります。 文通相手のことを考えながら写真をとってみることで、いつもの生活が少し違って見えたり、新しいおもしろさが発見できるかもしれません。

そもそも手紙や文通には、あなたの世界を広げる力があります。 つまり写真文通は、文通自体の楽しさをさらに強めることのできる方法かもしれません。

写真文通の注意点

次に、写真文通を楽しむために注意したいことについても考えます。

1.相手との関係やプライバシーに注意する

文通の楽しみ方は人それぞれですので、文章だけで手紙を交換したいという人ももちろんいます。 写真文通に限った話ではありませんが、文通相手の好みをまったく無視して写真を送るのは、絶対に避けたいところです。 文章だけでやりとりしたいと教えてくれている相手には、写真を送らないよう注意しましょう。

また、あなた自身のプライバシーを守ることも意識してください。 写真には思いがけず、あなた個人に関する情報が写り込んでいるかもしれません。 手紙に添える写真として問題がないかどうか確かめてから封筒に入れるようにしましょう。

2.相手からの写真を期待しすぎない

これも文通相手との関係によることですが、あなたが手紙といっしょに写真を送ったからといって「もちろん相手もなにか写真をつけて送ってくれるはずだ」と考えるのはやめましょう。 文通において、相手には相手の楽しみ方があります。 ぜひお互いの自由を尊重して、手紙と文通を楽しんでください。

3.顔写真などを要求しない

基本的に、文通相手に顔写真などを要求するのはNGです。 適度な距離感と自由なペースで楽しめるのが文通のよさですので、顔写真などを文通相手に要求するとほとんどの場合、相手にいやがられてしまうと考えてください。

写真はどうやって用意する?

手紙に添える写真は、いろいろな方法で用意することができます。 以下にいくつか挙げてみますので、あなたに合った方法を選んで写真文通を楽しんでくださいね。

1.スマートフォンの写真を現像する

いつも手元にあるスマートフォンで気軽に撮った写真を、きれいに現像して手紙に添える方法です。 スマートフォンの写真を現像するのは、実は意外とカンタンです。

自宅に印刷機がなくても、スマートフォンの写真を現像するために、いまは多くのネットプリントサービスがあります。 あなたに合ったサービスを調べて利用してみてください。 すぐに写真を現像したい場合は、コンビニエンスストアなどのサービスを利用して現像することもできますよ。

2.インスタントカメラ(ポラロイドやチェキなど)やトイカメラ(ホルガなど)で撮る

少し前から再流行しているインスタントカメラ(ポラロイドやチェキなど)トイカメラ(ホルガなど)で写真を撮るのも、レトロで懐かしい雰囲気が出せるのでオススメです。 何度も撮り直すことができないからこそ、手紙に添える大切な一枚として、思いを込めることができそうです。 レトロな感じは、文通との相性も抜群です。

3.本格派のフィルムカメラやデジタルカメラで撮る

写真好きの方は、文通用の写真を撮ることに本格的にこだわるのも楽しいと思います。 あなたのことを手紙を介してしか知らない相手に、写真の力でなにが伝わるのか。 これは、すごく芸術的な試みかもしれません。