2022年10月15日

「同年代文通」と「年の差文通」

文通の楽しみ方には、限りがありません。今回は、あえて「同年代文通」と「年の差文通」について考えてみました。

はじめに

今回は、文通相手の年代(年齢層)が自分と近い「同年代文通」と、自分とは年の離れた相手と文通する「年の差文通」とを並べて考えることで、文通の楽しさを新たな切り口から知ることができたらいいなと思います。

ちなみに今回の記事ではあえて年代に着目して考えていますが、そもそも文通を楽しむうえで相手の年齢情報が必須かというと、全然そんなことはありません。 相手の年代が自分と近くても、遠くても、あるいはお互いの年代がわからなくても楽しめるのが文通のよさですので、実際に文通相手を探すときには年代にとらわれすぎないのがオススメですよ。

「同年代文通」と「年の差文通」の楽しさを並べてみた

さて、「同年代文通」と「年の差文通」の楽しさを表にしてみました。 こうしてみるとあらためて、それぞれの楽しさがありますね。

同年代文通(年の近い人と文通)年の差文通(年の離れた人と文通)

ライフイベントが自分と近い可能性が高い。つまり

・共通の話題が見つけやすいかも。

ライフイベントが自分とは異なる可能性が高い。つまり、

・日常とは違う新しい世界に触れたり、お互いの日々の悩みが新鮮に感じられたりするかも。

過去の思い出(当時の流行)や最近ハマっている物事が似ていることが多い。つまり、

・自分に感覚が似ている相手と文通できるかも。

手紙を通じて自分の未来に思いを馳せたり、過去の感覚を思い出したりできる。つまり、

・人生の参考になったり、懐かしさを覚えたりするかも。

細かなことまで共感してもらえる(かもしれない)。つまり、

・同級生の友だちのような感覚で文通できるかも。

細かなことにとらわれすぎず、心を開いたやりとりがしやすい(かもしれない)。つまり、

・先生/生徒、親/子のようなやりとりが心地よい距離感でできるかも。

・年の離れた友だちが作りやすいのは文通だからこそ。

「同年代文通」の楽しさ

文通経験者だけでなく、文通に興味のある未経験者の方でも「同年代文通」の楽しさは比較的想像しやすいかもしれません。 同級生の友だちとのやりとりみたいな文通です。 好きなことが自分に近い相手や、共通の趣味を持つ相手と文通したい人は、場合によっては年代の近い人を探して申し込んでみるのもアリですね。

日々の生活で感じたことや小さな悩みなども、お互いに今の自分と照らし合わせることで、現実味をもって共感し合えるかもしれません。

「年の差文通」の楽しさ

一方、「年の差文通」には、ある意味で文通ならではの楽しさがあるとも言えそうです。 日常生活では年の離れた人と親しくやりとりする機会が少ない方でも、文通なら、心地よい距離感で新鮮なやりとりを楽しむことができそうです。 年の離れた相手とのやりとりだからこそ書ける話題があるというのは、文通あるあるですよね。

まだ「年の差文通」を楽しんだことのない方は、ぜひ一度、文通の新しい楽しさを体験してみてください。 世界が広がりますよ。