2023年5月20日

手紙を書いて自分と向き合う

書き上げた手紙を見返してみると、自分自身のことについて多くの発見がありますよね。手紙を送る前にもう一度じっくり味わってみるのは、オススメの楽しみ方です。

手紙は、自分を映す鏡なのかも

誰かに向けて書き上げた手紙を見返してみると、そのときどきの自分の状態や感覚がよくわかりますよね。 文章の内容や雰囲気だけでなく、書いた文字の丁寧さや便箋の選び方に至るまで、手紙には自分のことを表す事柄がたくさん詰まっています。

そんなふうに自分の手紙を観察して自分自身を知るのはけっこうおもしろいので、手紙を送る前には一度まじまじと読み直してみるのがオススメです。

書いた手紙を見て、自分を知る

たとえば、外に出かけたときの話題が多めなのか、それとも自分の内面や考え事に関する話題が多めなのかというのも、自分の気分によって大きく変わります。 疲れているときは文字が乱雑になりがちですが、それでも受け取るお相手のことを考えてできるだけ丁寧な文字を書こうとしているのが自分でわかったときは、自分で自分を褒めてあげましょう。

自分の興味関心自体が移り変わっていくものですので、過去に書いた手紙を思い出して、そのころと今とで自分の変化を感じてみるのも楽しいですよ。

いい気分のときに手紙を書いてみる

こうして自分のことを少しずつ知っていくと、気分のいいときに手紙を書くほうが、文通としても楽しく続けられるとわかってきます。 お相手からのお返事も楽しい雰囲気のものになってきて、お互いに手紙を気分よくやりとりできます。

とはいえ、常に明るく楽しい気分でいられるとは限りませんよね。 落ち込んでいるときに書きたい手紙もあります。 書いた手紙をみて「自分がいま、落ち込んでいるのかもな」と思ったら、お相手をいやな気分にする内容になってしまっていないかどうかを再チェックして、読んでくれるお相手の気持ちに思いを馳せながら推敲してみるとよいかもしれません。

自分に向けて書く手紙も意外と楽しい

ときには、誰かに向けてではなく、自分自身に手紙を書いてみるのもおもしろいものです。 過去・現在・未来の自分に向けて、思いのままに手紙を書いてみるというわけです。

自分に向けた手紙であれば、なにも気にすることなく自分の思いを存分に表現することができます。 そして自分のことがわかってきてすっきりとして、やっぱり誰かと手紙をやりとりしたいなと思ったら、また文通の手紙を書いてみんなで文通をたっぷり楽しみましょう。