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とぽぽ
まず、自己紹介をする場面にはなにがあるのかと考えてみます。
学校の新学期とか、新しくサークルに入ったとか、あるいは合コン、入社の面接、そしてもちろん、このサイトがありますね。
ざっくり分けると、知らないひとと何かをしなければならないという時と、いっしょに何かをするひとを見極める時があるのだと思います。そうすると、よい自己紹介というのは、前者の場合には、親しみやすく、話すきっかけや口実を相手に与え、関係を円滑にして物事をうまく進められるものということになり、後者の場合には、自分の魅力をアピールして相手に選んでもらえるようなものということになるでしょう。
で、僕のこれまでの人生を振り返ってみると、どっちの場合にもうまくいったことが一回もない。ある時は緊張で名前と出身地しかないつっけんどんなものになり、ある時は焦ってアピールを頑張りすぎて苦笑いされたりと、どう考えてもよい自己紹介の条件を満たすものではなかった。
そして当然、自己紹介の後のことについてもほとんど上手くいったことはない。ボッチであることについて、僕の右に出るものはそうはいないだろうという自負があります。それでも、まあ別にいっか、しんどいことも多そうだしな、と特に気にすることはありませんでした。
しかし先日、仲良しだった幼馴染と10年ぶりに会うべく「はたちのつどい」とかいうあんまり覇気のなさそうな名前のイベントに出たあたりから、自分の人生への疑問が湧いてきます。思い出すのも辛いし人に知られたくないので詳細は省きますが、「今までのような人生があと3回繰り返されるとして、本当にそれで満足なのか?」という問いと直面し、多分後悔するだろう、このままじゃまずいだろうという結論に至りました。
そういうわけで、他のひととの関わりをつくるべくリアルの方でも奮闘する予定なのですが、怖すぎてなかなか踏み出せないでいるのと、手紙のようなゆったりしたスピードの関係なら、自分のように人付き合いの苦手な人間でも、ひとと上手く関わることができるかもしれないということで、文通をはじめてみたいと思います。
ひとと関わるのが苦手なくせにこの段落まで来るのに872文字(スペース含めず)も書いてしまうような面倒臭い人間ですが、こんなのでもよければ文通の相手になってくれると嬉しいです。内容はどんなものでも受け入れられます。