2022年2月12日

初めての手紙、書き方に迷っている方へ

初めてお相手に手紙を書くとき、書き方に悩んでペンが止まってしまう人もいると思います。文通の手紙にこれといったルールはありませんが、最初の手紙の書き出し方に困ったときは、よかったら今回の記事を参考にしてみてください。

「自由に書けばいい」とは言うけれど

「文通を始めるコツについて考えてみました」のなかでも少し触れましたが、基本的に 「文通の手紙はこう書かなければならない」というようなルールはありません。 誰かからの手紙を待っているだけではなかなか始まらないのが文通ですので、ぜひ自分から積極的に手紙を書いて送りたいところです。

とはいえ、手紙を日ごろあまり書かない方や、文通を初めてやってみようという方のなかには、もう少し具体的な「手紙の書き方サンプル」のようなものがあるとうれしいという方もいます。 そこで、さすがに文例まではお示しできませんが、今回は「文通を始めるコツについて考えてみました」のときよりもう少し詳しく、初めて手紙を書くときの手順の例を考えてみました。

※この記事はレタレタの利用を想定したものですが、レタレタ以外の方法で文通する際にも参考にしていただける部分があると思います。

書き方に迷ったとき、オススメの手順

今回は、手紙を書くお相手がすでに決まっていて、手元にレターセットや筆記具も用意してある状況を想定します。

まずは、手紙を書こうと思ったお相手の自己紹介ページをもう一度開いて、お相手の自己紹介文をあらためて眺めます。 そして、「なぜ自分はこの人に手紙を書きたいと思ったのか」をちょっと思い出してみます。

思い出せたら、それをメモ帳などに箇条書きにします。 たとえば、「・〇〇という趣味がある人だから」「・お相手の年代が〇〇だから」「・自己紹介の文章が◯◯な雰囲気だったから」など、気楽にいくつでも書き出していきます。

ひととおり書き出せたら、次は書き出したひとつひとつのことについて、なぜ自分はそう考えたのかを書き加えていきます。 たとえば、「・自分と同じで、〇〇という趣味がある人だから」「・お相手の年代が〇〇で、自分とは違う世界のことを教えてもらえそうだから」「・自己紹介の文章が◯◯な雰囲気なので、◯◯な性格の自分でも安心してやりとりできそうな方だと思えたから」というような具合です。 このときのポイントとして、「自分は〇〇だから、お相手の〇〇なところが魅力的なんだ」というように、自分の性格や日常生活とお相手の自己紹介とを結びつけるような感覚で進めると、比較的やりやすいはずです。

次に、文章のおおまかな構成をイメージします。 今回は、まずお相手への「簡単な挨拶」を書いて、次に「お相手に伝えたいこと(本文)」を書いて、最後に「手紙を読んでくれたことへのお礼」を書く、という流れをイメージすることにします。

ここまで用意してから、いよいよ実際に手紙を書き始めてみます。 いきなり便箋に書くのが不安なときは、別の紙に下書きを練習してみるのもいいかもしれません。 「お相手に伝えたいこと(本文)」を書くときには、さきほど用意した箇条書きをみながら、「自分は〇〇なので、〇〇なあなたと文通したいと思った」「あなたは〇〇なんですね、わたしは◯◯です」というように、お相手の魅力を自分自身のことにつなげつつ、文章を書いていくのがオススメです。 こうすると、案外すらすらと文章が出てきますよ。 自分なりの丁寧な字で、ぜひ心を込めて文章を書いてみてください。

完璧じゃなくて大丈夫

今回は、どうしてもペンが止まってしまう方向けに、かなり用意周到な手順を考えてみました。 初めての手紙の書き方に迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。

知らない方に手紙を送るのは、初めは緊張するかもしれません。 でも手紙は完璧じゃなくて大丈夫ですし、むしろそれがあなただけの味わいになったりします。 ぜひ、エイヤー!と手紙を送ってみましょう。